多摩を主戦場主なトレーニングエリアにしているHot Staffはサイクルハウスイシダのクラブチームで、たいへん強いクライマーがたくさん参加しています。
以前に一度参加して、風張峠でボロ雑巾のようになってきたことを思い出しますが、バタバタしているうちにあっという間に半年近く経過。ここしばらくロクに走れていないので悶々としていました。
なぜかHot Staffとつながりのある友人D氏が朝練の厳しいほう、いわゆる「番長練」に参加するというので一緒について行きました。
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朝5時に友人D氏の自宅までお迎え。ただでさえ真冬で寒いというのに朝の5時、気温はたぶん一桁の前半か氷点下、肌を刺すような寒さです。番長は風邪を引いて休みとのことで、残念ながら会えませんでした。結局、この日は2人で走ることになりました。
富士街道、青梅街道経由で五日市街道をひたすら西へ。途中で補給をして7時過ぎに五日市街道駅へ到着。そのまま青梅側の道を選んで奥多摩湖へ向かいます。
最初の坂は梅ヶ谷峠。斜度が厳しく心拍数は上限近辺に張り付きです。D氏はグイグイと上っていってあっという間に離されてしまいました。あとで聞いたらトレーニングのためにアウター縛りとのこと。サッカーをやってた脚力は伊達じゃありません。
青梅側のルートに入るとフラットなセクションが続きます。30km/h前後で走っていて、周りには自転車はおろか散歩している人も自動車もほとんどおらず、所々濡れていたり、路肩に雪が残っているので気をつける必要があるものの快適。
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途中の坂でこの日の最大心拍数190bpmをマーク(まだまだ若いじゃん!)しつつ、特に問題なく奥多摩湖畔の休憩所に到着。お店は一軒開いているが、ほとんど人影はなく大丈夫か?と心配になってしまいます。
3型カタナに乗ったおじさまと小話をして出発。さらに西を目指す。
大量の雪がミネラルを含んでいるのか、奥多摩湖の色が淡い緑色になっていました。まるで北欧の氷河のようでちょっと幻想的な風景。デジタルカメラの色合いがイマイチですが、実際の湖はとても綺麗でした。写真には写っていませんが凍っている箇所がありました(笑)。
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風張峠を越えて五日市方面を目指す計画を立てるものの、奥多摩周遊路全般は積雪により通行止めでアウト。上野原方面を経由して帰る道も当然のようにアウト。
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柳沢峠を目指す案もありましたがすでに両膝の痛みが悪化しており、これ以上の長距離は難しいと思われました。「足が痛いから帰ろうぜ」、「もう限界…」などとは死んでも言いたくなかったし、身体を壊すのも御法度なので、近所の温泉に寄ることを提案。身体を解凍しに向かうこととなりました。
奥多摩湖からさらに西へ。キツイ登りが待ち受けていて、D氏は遠ざかる、私の身体が悲鳴を上げる!フラットなセクションもありましたが、標高が高いせいかあちこちに雪が残っています。道の途中に置かれた外気温計の表示はなんと0度。どうりで雪が多いわけです。
しばらく走るとD氏が待っていてくれました。なんでも落車したとのこと。ウェアが傷んでいるものの、おしりが見えるとか、身体が極度に痛いとか、そういうことは無かったので安心。車両も無事で走り続けられそうです。
合流地点から「のめこい湯まであと8分」の看板を過ぎ、20〜30分くらい経ったところでようやく温泉に到着。汗を流して露天風呂へ、サウナに入ってのんびりした後、補給を採って家路につきます。
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復路は13時を過ぎていて太陽が暖かい。春の予感を感じさせる日差しと暖かさですが、実際の気温は当然一桁前半、車両を止めて汗が冷えると極寒の世界間違いなしです。
身体はすでに踏み込めないほど膝が痛く、間接が抜けてしまいそうな感じでした。梅ヶ谷峠の登りは大変きつく、ギアはインナー・ロー(36 X 25)に入りっぱなし、ダンシングで踏み込むと膝に激痛が走るので、歩く程度の速度でゆっくりと登り切りました。
五日市街道、千川通りと東へ移動し、環八でD氏と別れ、10分少々で自宅へ尽きました。体力的にかなりきつかったですが、自転車で雪景色の中を走行すること、東京を横断するほどの距離を走破した充実感でいっぱいな番長練でした。
往路データ | 復路データ | 備考 | |
---|---|---|---|
走行距離 | 188km | データ途切れ有り | |
平均速度 | 17.09km/h | 25.52km/h | |
最高速度 | 55.6km/h | 59.9km/h | |
平均HR | 156bpm | 145bpm | |
最大HR | 190bpm | 183bpm |