去る3月22日の土曜日、相模湖のほとりにあるさがみ湖ピクニックランドで行われたOUTDOOR BIKE DEMOに行ってきました。このイベントは、世界中の様々な自転車を試乗することが出来る夢のようなイベントです。
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※すでに3ヶ月過ぎてますが草稿を掘り起こしたので掲載。
朝7時半頃から出発、友人D氏とミノリンをピックアップして中央道を一路相模湖方面へ向かいます。ほとんど渋滞せず、天気も良くて過ごしやすそうです。
さがみ湖ピクニックランドへは都内から1時間少々、観覧車やサバゲーエリアなどが混在する若干不思議なパークですが、その傍らで自転車の試乗会を行っています。エントリー用紙を渡して腕章を受け取って早速試乗へ。
長くなりそうなので適当にはしょります。
まずはCervelo R3から。ペダル(フラペ…)付でなんと6kg!悪魔に魂を売ってしまったような恐ろしい軽さですが、その代償にすいすいと山を登っていきます。操縦性にクセがあったのはフレームサイズが小さかったからということにしておきます。
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Cannondale SuperSixを試乗したかったのですが、すべて出払っていて乗れませんでした。隣がCorratecのブースだったのでハニカム素材でできたCF-1を借り出します。なんだかベタッとした乗り味でイマイチしっくり来ません。振動吸収性は良いものの、剛性の高さも軽さも感じられず、可もなく不可もなくといったところ。サイズオーダー出来るのは美点。
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アメリカ村の近所にSpecializedがあったのでTarmac-SL2を借ります。操縦性もよく好印象。軽くはないけどよく走るイメージです。SRAMのコンポ(試乗車にはSRAM FORCEがついてた)は初めて使いましたが、ちょっとおおざっぱな気がするものの動きがカチッとしていて良いですね。
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イタリアを代表するブランドの一つ、Colnagoが大量の試乗車を持ち込んでみました。覗いてみたところ、通称ジャイナゴCLXがあったので試乗してみます。おお、これは進む!大陸製らしいので訝しげな気持ちで居たのですが、とてもよく走るフレームで楽しいです。
気をよくしてEXTREME-CとEXTREME-POWERにも試乗しました。どちらも同じスケルトン(寸法、ジオメトリ)なのに、素材、製法の差で印象が違います。間違いなく走るフレームで「次は高村さんのところでオーダーバイクかな」と思っていた私の心が揺さぶられます。ブースに居る人たちも印象が良くて、かなり長いことブースにお邪魔していました(笑)。
やっぱりイタリアンバイクは良いなあ。
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アレッセコーポレーションがLITESPEED GhisalloとArchon, Merlin Cyreneを持ち込んでいました。すべてチタン製のフレームで、このご時世に金属製なんて…と思っていたのですが、乗ってみると剛性も高いし軽いし、しかもColnago並に走る。まさに既成概念を崩される体験でした。
代表の滝川さんが話していた次の言葉が印象に残ります。
カーボンはリサイクル出来ないんですよ。 LITESPEEDは生産過程で出る切削屑などもすべてリサイクルしています。 永久保証なので無いと思うのですが、もし乗らなくなってLITESPEED社に返却したとすれば、リサイクルされて自転車として生まれ変わります。
MerlinにはZIPP 808というものすごいディープリムが着いていて思わぬ所で初ディープリム体験をしました。フルカーボンなので坂も苦ではありませんし、チューブラーのためか乗り心地も良いです。欲しくなります。
雑誌企画でくじ引きみたいなやつをやっていましたが、なんと4人も居たのに何も当たりませんでした。無念。非常に楽しいイベントだったのでまた来年も開催して欲しいですね。次はイタリアンバイクをもっとたくさん乗りたい!
p.s.
帰ってきたらベビーが日焼けして顔が真っ赤になっていました。ごめんよ。
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