昨年8月、以前所有していたスペシャルカラーのXperienceが非業の最期を遂げ、クレーム対応が決定したのが同年の9月。10ヶ月の月日を経てようやくCinelliの自転車が帰ってきました。
500kmほど乗ったのでインプレッションを書きます。
フレームの剛性は高く、踏み込んだ感じはかなり固いが、思ったよりもあまり進まない。これはMAN MACHINEに試乗したときにも感じたこと。いろいろ試してみたところ、自分の脚力だと45km/hくらいで腕を使いながら走っているときにフレームのしなりがシンクロして気持ちいい。ただ、基本的には回して乗るのがよさそう。
重量はヘッドパーツ無しで実測1,050gとそこそこ軽量。パイプには丈夫な素材を使っているようで、900gを切るような軽量フレームのように押すと凹んだりはせず、あまり気兼ねなく使えそうな印象です。
ブレーキング時の剛性感も申し分無く、Michelin PRO3を履かせてもばっちり止まります。Xperienceでは少し神経質だったコーナーリング特性はEstradaではすっかりニュートラルになっていて、ブレーキ性能と相まって下りの安心感はかなりのもの。
レース機材としてみた場合、破損時の入手性がかなり悪いので難があるでしょう。
総合的には「価格なり」なのかなと思いますが、美しいペイントや豪華な付属パーツ(私はクレーム対象がフレームのみだったのですが、通常はカーボンのハンドル、ステム、シートポストが付属します)に価値を見いだせれば悪くないかも知れません。
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