Go for it!

モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

Ravanelloカーボン試乗

※9月の頭くらいの話デス

仕事帰りにラバネロに寄ったところ米山さんがいらっしゃいました。

米山さんはラバネロオーダーメイドのカーボンに乗っています。以前から興味がありましたが、なかなか試乗する機会がなく、ここぞとばかりに「乗らせてください!」とお願いして試乗させてもらいました。

[flickr]photo:2185599360[/flickr]

通路に逆さまに吊されている車両を引っ張り出します。

グイッと持ち上げると…お、重い!!(汗; チネリ号より確実に重いです…。

カーボン=軽量と思っていたので一瞬クラッとしましたが、気を取り直して道路へ。

コンポはカンパニョーロケンタウル、ペダルはシマノなのでほとんどの部分はチネリ号と同じ構成です。ビンディングも使えてラッキー。ポジションは米山選手に合わされていてさすがにちょっと窮屈(米山さんはたぶん170cmちょい、私179cm)。

ビンディングをぱちこん、ぱちこんと嵌めこんで走行開始!

はじめに感じたのは猛烈な剛性。

ラバネロクロモリのバネのような乗り味とは異なり、(横方向に)しならない板のよう。上り坂で目一杯踏み込んでもBB周りがまったく左右に振れません。身体がバテたらしんどそう〜。操縦安定性はクロモリと同様で安定性方向に振ってあり安心して飛ばせそうです。

試乗から戻ってきたら高村さんがチネリ号に乗っていました(!)。

高村さん「けっこう軽いね」 私「8kgくらいだと思いますけど…」 高村さん「いや、走りがね」 私「あ、なるほど。踏み出しは軽いと思います」

もう一周試乗に出て戻ると、今度はチネリ号のサイズを測っていました(!!)。

高村さん「あ〜、フロントセンターが○○しか無いのか。フォークオフセットが長いのを着けるともっと走るよ」 私「真っ直ぐ前に走るということですか?」 高村さん「そう。イタリア人は何考えてるんだろうね」

※○○の数字忘れちゃいました…

自身でフレームを製作するため、寸法や走りへのこだわりは並々ならぬものがあるなあ、と感じます。

高村さんの普段話している言葉や雑誌の誌面で「経験」や「勘」でフレームを作っているような印象を受けていましたが、実際には寸法を変えて、乗って試して、また作ってという繰り返しの中で膨大なデータを蓄積し、ある種の統計に基づいてフレームを作成しているように思えます。たぶんこれは間違っていない。

選手用のカーボンは自分には過ぎた代物(そもそも高価で、しかも硬すぎて踏めない)だし、クロモリS.A.T.の乗り味のほうが好みだ。う〜ん、悩む。

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