ご無沙汰しております。多忙でブログを更新する時間が取れなかったのですが、徐々に解放されつつあるのでタイトルの作業をしたのでまとめ。
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Quarq CinQo SaturnをFSA K-Force Light for SRMに組み付けるにはクランクの切削が必要、というわけで、先々週くらいに実際の作業を行ってみました。
カーボン製のクランクをサクサク削るのは簡単ですが、必要な剛性・強度が落ちてしまうのは本末転倒なので、まずは応力解析を行いました(正確には、行って貰いました、です)。
結論からするとスピンドル、クランクアームの接合部外周には応力がかからないので、削ってもOKという結果でした。で、用意したのが以下の道具たち。
左右クランクおよびボトムブラケット。 [flickr]photo:3778350836[/flickr]
切削用のヤスリ。 [flickr]photo:3856405296[/flickr]
状況を再度おさらいしてみます。接触するのはスピンドル、クランクアーム接合部の外周部分。CinQo Saturnのコンピュータ部分にヒットしてしまいます。写真で言うとQUARQの「Q」の部分と電池のところ。 [flickr]photo:3778352134[/flickr]
CinQoは$1500近くもする高価な計測パーツなので、より安いクランクアーム(といってもK-Force Lightって日本だと10万くらいする)をゴリゴリ削ります。黒い部分の上側、尖っているところを削る。 [flickr]photo:3856404546[/flickr]
化粧カーボンが剥がれると、灰色の地が出てきました。これがドライカーボンの色なのですかね、無機質なプラスチックです。 [flickr]photo:3856408232[/flickr]
当てはめる→当たる部分を削る→また当てはめる、を繰り返します。 [flickr]photo:3856406966[/flickr]
必要以上に削るのはさすがにリスクなので、最新の注意を払いつつ削ること約2時間…。ついにフィッティングすることが出来ました。 [flickr]photo:3856408888[/flickr]
各種ナットにロックタイト、Fiber Gripを塗って締め付け、自転車に組み付けるとこんなかんじ。単品で見るとかっこういいけど、自転車全体で見ると赤が増えてしまってイマイチ。ま、乗ってナンボなので良いとしましょう。 [flickr]photo:3856410648[/flickr][flickr]photo:3854595064[/flickr]
肝心の剛性感、動作状況ですが、こちらは特に問題なく動いています。カーボンを削った部分は当然リスクとして捉えていて、こまめにクラックなどが無いか確認しています。1ヶ月くらい経ったら一度分解して、表から見えない部分のクラックの有無等を確認しようと思っています。
紆余曲折ありましたが、ようやくパワーメーター復活!
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