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モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

実業団熊谷クリテリウム

実業団レースに参加するため熊谷クリテリウム行ってきました。

前日の晩からものすごい風雨で、家がグラグラ揺れ、あちこち物が飛んでいる音が聞こえ、あまり眠れずに出発。雨は振り続いており、コンディションの悪いレースが予想された。

実業団は初レースなのでなんとか無事に終えたい。

実業団ERクラスは人数が多くて2組の予選。上位20名ずつが予選を通過して、午後の決勝に進出出来る仕組み。準備を済ませてアップ、ちょっと形式ばった受付を済ませてコントロールラインへ。

予選は15分+2周、決勝は30分+2周という変則なレース。クリテリウムってこういうのが普通?

チームメンバー総勢5人で、うまくやればチームプレイが出来るなーと感じていた。

が。

スタートと同時に逃げ始めたkajikuniさんが一気にペースを上げ、最初の直線路からいきなり一列棒状(笑)。

ここで切れたら予選通らないと思い、ヒーコラ言いながら必死でついていく。このペースが続くとやばそうだったが、ポイントを獲ったkajikuniさんがするすると後ろに降りてきて集団は平静を取り戻した。

風は相変わらず強く、奥の左直角を抜けて立ち上がりで、風の壁に押されて集団が横一列に潰れているのが解る。集団から少しでも離れるとキツイ。3mの距離が命取りになる。

残り2〜3周あたりでペースが上がり、下りの左コーナーを走っている最中に後ろで落車音。後続集団はプッツリと切れた。この時点で(転びさえしなければ)予選通過が確定。

結局、脚を使わずにそのまま集団でフィニッシュ。


決勝は12:20とお昼スタートと時間があくので、暇なときはそのへんをプラプラしていた。

空いた時間でホイールをCosmic EliteからR-SYSに交換。R-SYSは使うつもり無かったんだけど、あまりに風が強いので対策。

今年シマノに移籍したよっくん(平塚吉光)が来ていて、アップしていたので軽く声をかける。膝を痛めているらしいのだが、そんなことはおくびにも出さず、すてきな笑顔で挨拶を返してくれるナイスガイだ。

TRの予選が終わって、ぼくがローラーでアップしていたらよっくんが近づいてきて、開口一番「佐藤さんのこのクランクなんですか〜?!」って(笑)。シマノではパワーメータを利用したトレーニングを導入していて、柿木先生と一緒にやっている。機材はFC-7900のSRMが無いためか、PowerTapを使っているそうな。

クランクにパワーメータがついてるとホイール選べていいですよねえ、ってそこか!


決勝レースのときには雨は止み、路面も完全ドライになっていた。ただし相変わらず風は吹き荒れていて、集団が切れたら間を埋めるのは難しそう。

タイムスケジュールが20分遅れと噂されていたのだが、実際にはほぼ定刻通り動いていて、決勝のスタートラインに並び遅れた。結局最後方からスタートすることになり、前方に上がりづらい、狭いコースのクリテリウムとしては致命的。

レース開始と同時にまたもやkajikuniさんがイナーメの数名とともに逃げ体制。さすがに今回は逃げ容認というわけにもいかず、縦に伸びた状態で周回を重ねる。チームメイトとは近い位置にいたものの、前に上がりたくても上がれない状況にフラストレーションが溜まる。

2周目か3周目か、前方でアタックがあって4名飛び出した。ぼくの居る中盤では、強い風の区間で中切れが起こってしまう。結局、4名の逃げ、10名程度の第2集団、ぼくの居る20名くらいの集団に分断された。

裏のストレートで縦に伸び、スタジアムに向かう左コーナーの立ち上がりで少し離れ、でもすぐに牽制が入って集団が固まるという展開をなんども繰り返した気がする。

センバくんが裏のストレートで集団を引いて、後方の数名を切る作戦に出たようだった。位置的には余裕があったので同調してペースを上げる。他チームはあまり協調せず、ローテも回らずギクシャクしていた。

前方集団との差は35秒、これを埋めるのはかなり厳しい。

そしていよいよ最終周、牽制が入った集団は横並びで速度を保ったままスタジアム脇のカーブを抜ける。前に上がるセンバくんの後ろについていって、外側からちょっと早めに仕掛けるものの、風に押されて伸びず、ずぶずぶ沈んで集団中盤でフィニッシュ。

レースは結局、逃げ集団がとったらしい。

自分の順位は確認せずに(どっかに出てた?)お昼ごはんを食べて帰りました。


とりあえず今年の目標の一つであった「実業団ERクラスを完走する」は達成。もしかしたら予選落ちするかも、決勝でレースをおろされるかも、と思って設定した目標だったので、レベルが低すぎたか?

レース内容は満足できるとは言えず、チームメイトとも一緒に話して上手く立ち振る舞い出来るようにしなければいけない。

特に、序盤で後方集団に居残ってしまい、ラバネロERで一番強そうなDANJOHを孤立させてしまったことは大きな課題。チームプレイが出来れば違った展開があったはず。

そもそも、チームプレイが出来ないなら距離の長いJCRCと変わらんわけで、より高いレベルを求めて実業団登録したのに意味がない。

イベントそのものの印象は、実業団はやはり競技の団体であると言うこと。レースを楽しむ目的で有るJCRCとは少し毛色が異なる。


おまけ。

[twitpic id=‘19vuqi’] 予選の落車はチームメイトが落車に巻き込まれていて、自転車はご覧の有様…。

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