Go for it!

モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

ゆるふわ西日本ツーリング2,200km Day1 - Day2

GW前半は無計画に西の方へ出かけてました。

モーターサイクルを走らせるためであり、キャンプをするためであり、高知と岡山に住む友人たちや広島に住む昔とてもお世話になった親戚に会うためでもある、ゆるい感じの旅です。

Day 1

朝6時起床、ちょっとした大トラブルがありましたが、無事に走り出せた…。こちらはまた別途。天気予報は微妙な感じでしたが、夕方までは降られずに過ごせそう。雨具込みのキャンプ道具を持っていざ西へ。

目的地は高知に住む高倉ボウズのところ。

gryllotalpa.xyz

彼とは彼が関東在住の頃に自転車のつながりで知り合って、たまにレース会場や飲み会で顔を合わせるくらいだったものの、歳も同じだし仕事も同業(IT系)だしまあまあ話も合いました。

数年前に地元の高知に帰ることになり、送別会ではみんな社交辞令で「いつか遊びに行くよ〜」なんて言っていたけど気軽に行ける距離でもなく(東京から高知県宿毛まで950kmもある!行って分かったけど空港も遠くて、関東からすると地の果て)、いっちょ気合を入れて行ってみるかと向かってみたわけです。

東名に乗り、ときおり発生する渋滞に巻き込まれつつひた走ること数時間。名古屋を越え、京都を越え、大阪を越え、瀬戸内海を渡り淡路島経由で四国へ。四国へ入ってからも宿毛まで200km以上ある!

吉野川SAで休憩。だいぶ近づいた…。

四万十川周辺の無料キャンプ場に着いたのは日も暮れそうな18時過ぎ。ボウズと合流し、小雨が降っているなか急いで設営。

今回は面倒くさいのを承知で新品のシェルターハーフとガソリンストーブ。虫が少ないのでフロアレスでも過ごせます。

近所の居酒屋さんで地魚と四万十川で取れる手長エビをいただく。長距離を走った身体に大ジョッキで飲むビールが染み渡る!

たしかカツオの塩たたき。くさみがなくて海で採れたお肉というかんじ。

手長エビ、めっちゃうまい。最近はあまり獲れないらしい。

居酒屋さんで腹を満たし、近くの製材所で働くボウズの友人、甲斐さんから端材を分けてもらい贅沢な焚き火。

ドラクエのモンスターに似てますね…。

四万十川は石がゴロゴロ転がっており直火で焚き火オッケー。毎年台風で増水して綺麗さっぱり流されてしまうため、一年も経てばすっかりきれいに?なってしまうそうな。

Day 2

翌朝はゆっくりめに起床。四万十川のほとりをちょっとだけ散歩。

河原は大きめの石がゴロゴロしており、自動車で入っていくのはクロカン系じゃないと無謀かも。もちろんロードタイヤ履いたMultistradaでは無理、オフ系のアドベンチャーバイクだったら行けるかも知れないが、足をついてグラっと来たらただでは済まなそう。

地元の喫茶店?お土産屋さん?でうどんを食す。

うどんが緑なのは海苔が入っているから。風味があって美味しかった。

この日はボウズの案内で四万十川をパックラフトで下るという素敵なアクティビティを体験。パックラフトととはインフレータブルなラフト(言葉の意味的には筏。カヤックの一種と捉えて良さそう)でパドルを使って漕いで進む。

積載重量は120kgまで大丈夫なのでキャンプ道具を積んでも問題なし。今回はMTBを積んで(!)下流までくだり、自転車で駐車場まで帰ってくるという一見過酷そうなアクティビティ。

組み立て中。向こうに見えるのは四万十川にかかる沈下橋。

パックラフトのデッキにMTBを積み込み。ぼくはカバー付きのモデルを貸してもらった。

防水ザックに荷物を放り込みMTBと一緒にくくりつけ、いざ四万十川へ!

パックラフトはキールがないので向きが定まりにくく、最初はパドルで漕ぐたびにくるくる回ってしまう。それがまた面白くて、川を漂いながら無駄にくるくると。水深の浅い場所では流れが早くなったり、川のうねりの内側は流れが止まっていたり、パドルで水を掴んでいる感覚って新鮮。

写真で見る沈下橋のある光景も、パックラフトならそのままくぐれちゃう。

流れが穏やかで川面はまるで鏡のよう。

ときどき現れる流れの速いところをジェットコースターのように楽しみ、きれいな川面を眺めたり、ボウズと談笑したりしながらのんびり2〜3時間ほど川を下り、適当なところで河原に上がって撤収。

写真のようにMTBのハンドル周りにまとめることができる。3〜4kgなので重量もさほど重くない。これで車まで戻れるのは便利!

雨が降っていたのでのんびり移動して近所の喫茶店「川」へ。すごい…安直なネーミング…。

クラシックな看板。

昭和感満載のお店で素朴なカレーをいただきました。400円なり。味はレトルトっぽい。

行き当たりばったりの旅のため、もちろん泊まるところは決めておらず、あそこがいい、ここがいいとフラフラ。結局山のほうへ向かい雨が避けられそうなところに設営。

ビールにはジョッキでしょ!とはボウズの弁。

キャンプ飯しつつお酒を飲んで眠くなったところおやすみなさい!しっとりした風が流れて、雨音が聞こえるキャンプもなかなか良いです。