Go for it!

モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

東北ツーリング(後編)

翌日は男鹿半島の外側を回って秋田県へ向かいます。前日の天気がウソのような快晴で、思わず声を上げてしまうほどの景色を見ながら走るのは最高の気分。

男鹿半島の最西端の入道崎に立ち寄ると、北緯40度線とやらを見つけたので写真をパチリ。

海沿いを走ってから山へ周り、見晴らしの良さそうなところに立ち寄ります。八望台というところで、日本海、湾、山とどこを向いても良い景色が広がります。

景色とぜんぜん関係ないのですが、Multistradaはほんと素晴らしいバイクです。パワフルだし、たくさん荷物が積めるし、オンロードもダートも苦にせず、カスタマイズすればクルーズコントロールもセミオートシフターも取り付けられます。このバイクを選んで本当に良かった。

秋田に詳しい友人から八郎潟へ向かうべしとアドバイスをいただいたので住所を調べて進路を取ります。八郎潟は琵琶湖に次ぐ大きさの湖で、政策により干潟にして農地として利用され始めたそうです (八郎潟 - Wikipedia)。

日本の農業の歴史的に大きな意味を持つ場所で、全く知らない土地でしたが俄然興味がわきました。さらに調べると、北緯40度、東経140度という地理的にキリの良い標示塔を見つけたので立ち寄ります。

なお、この場所の前後は2kmほどフラットダートです…。でも、大丈夫、そうMultistradaならね!

近所の道の駅でお土産を買って発送し、おもむろに秋田の益田へ向かいます。

益田は蔵の町だそうで、通りに並んでいるさまざまな蔵を見学することができます。日本では相続税などがありますから、取り壊した蔵も多いそうですが、まだたくさんの蔵が残っています。

蔵を覗いてみるとSEIKOSHA (現SEIKO)の時計を見つけたり…

もやしもんコラボの酒蔵があったり…

ものすごく古い薬屋さん(現在は廃業)があったり…

この場所で初めて知ったのですが、地下室のある蔵とその結露対策、母屋(要は普通の住居)と連結した蔵、道路まで伸びたひさし(?)のついた蔵など、個性ある建造物でいっぱいでした。雪の多い土地柄のためか、工夫がなされていて楽しめます。

一通り楽しんだ後、美味しいお蕎麦をいただきます。

帰り道、道の駅にはよく比べられがちなバイクがあったので並べてパチリ。

渋滞に巻き込まれつつ泥だらけのまま帰宅して、総走行距離は1,700km超!モーターサイクルに乗るようになって、これだけ走ったのは初めてです。

ずっとレースばかりで公道をほとんど走らず、もう遠くに行くようなことは無いだろうと思っていましたが、良いバイクと友人に出会って楽しめるようになりました。今度は西日本の方に行ってみたいですね。