それはある日唐突に起こりました。
妹と甥を乗せて走行していると、とつぜん車両の警告灯が点灯し、ABS、ESC、AWDがすべてオフになってただのFF車になりました。
原因はなにか
こんなこともあろうかと、一般のご家庭にもあるOBDLink MX+を取り出してスマホアプリで診断します。OBD2ポートはフォーカスの場合はダッシュボードの右下(右ハンドルの場合。左ハンドル車は逆)の小物入れの奥にあります。
アプリで診断するといくつかエラーが出ていますが、左後ろのホイールスピードセンサが怪しいですね。ABSコントロールモジュールがエラーを出力しているのもホイールスピードセンサが原因でしょう。ステアリングアングルセンサも気になりますが今回は放っておきましょう(壊れたら嫌だな…)。
部品選定
仲間内の通称ユーロフォード互助会とやり取りしながら部品を捜索します。Focus Mk3はフォードがいくつかのグループ企業を保有していた頃の設計で、ボルボV40やマツダ・アクセラと互換することを突き止めました。
上記のサイトはAbakus社の製品ですが、日本の環境には日本製のセンサが合うだろう!ということでマツダの部品を注文。モノタロウで購入できるので便利ですね。
MAZDA(マツダ) センサー(RR) A.B.S (BP) BP4K-43-711B BP4K43711B
を2つ注文してみます。どうせリアを上げるので、予防措置として左右同時に交換します。
届いた部品はこちら。 Made in HUNGARY …って日本製じゃないんかい!
部品交換と確認
部品が届いたので交換します。自分で作業するのはガレージジャッキもなくて不安だったので懇意にしている車屋さんに持ち込み。まずはジャッキアップしてホイールを外し…。
ハブ上部に取り付けられたセンサを交換します。カプラーを抜いてトルクスネジで固定されたセンサを取り外し、新しいセンサを元通り組み付けるだけ。簡単ですね。
交換したセンサは汚れていましたが、当然ながら外部から目視しても良くわかりません。新旧比較するとこんな感じ。
DTCをクリアするとホイールセンサのエラーは消えました!ちゃんとAWDに戻って、アクセルを床まで踏み込んでも安心です。軽症で良かった。
余談だけど Control Module Configuration Incompatible ってなんだろうなあ、ラジオのバンドを変更したりGlobal Window Open / Closeを有効にしているのが影響しているのだろうか。
まとめ
Focus Mk3にはあちこちマツダの部品が使えます。
海外で部品を探すと12ユーロくらいなので送料入れてもマツダ部品より少し安いかも?すぐ手に入れたい場合、マツダの部品かボルボの流通している部品を探すと良いと思います。
部品は外して入れ替えるだけ、設備があればDIYでの交換は難しくありません。DTCは消去しなくてもしばらく走ったら消えるようですね。これで安心して走れるようになりました。