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モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

狩猟免許の試験を受けた

栃木県で狩猟免許試験が開催されたので受験に行ってきました。

那須町から最寄りの開催地は大田原市の湯津上支所というところで、庁舎の一角が試験会場となります。以前受けた事前講習会と同じ場所ですね(試験官もほぼ同様のメンバーでした)。

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勉強に使用した資料たち

事前講習会の参加記、狩猟免許取得に至るまでの話は過去エントリをどうぞ。

blog.mitsukuni.org

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事前作業

狩猟免許は比較的合格者が多いそうですが、れっきとした国家資格。

第二種電気工事士のときほどではないものの1週間ほど前からコツコツと勉強しました。狩猟読本を片手に持ちながら、過去問を解いていって間違った部分を再確認する方法で進めました。

狩猟読本は大日本猟友会が出しているテキストです。事前講習会に行ったときにいただきました。 j-hunters.com

開催される 狩猟免許試験の出題範囲は事前講習会でそれとなく教えてくれる ので 講習会の参加は必須 だと思います。

鳥獣判別はYouTubeに動画形式のものがあったので試験前に2〜3時間集中的に確認しました。狩猟鳥獣は48種で、狩ってよい鳥獣のみ名前を覚えれば大丈夫です。

youtu.be

当日のタイムテーブル

9:30スタートでまる1日かかる予定です。私は罠と猟銃を申請しているので試験が2つあるのですが、実技の待ち時間などにうまくまとめられて素早く進行しました。

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試験のタイムテーブル

午前中は主に筆記テスト。それが終わると適性検査、鳥獣判別、距離目測、わなの架設実技、銃の取り扱い実技と進みます。

知識試験

わなと銃猟それぞれの知識試験を行います。9:30にスタートして、50分くらいでダブルチェックまで済ませて退室しました。30問中21問正解で合格ですが、鳥獣の生態などあまり勉強していない箇所で不安な点が9ほどあり、気持ち的にはだいぶギリギリ…。

退室後に狩猟読本を読みながら答えを確認したかったのですが、残念ながら問題は回収されてしまいました。

少し休憩を挟んだあとに合格発表があり、なんと受験者全員合格となりました。まずは一段回クリア。

適性検査

知識試験の終了後に適性検査を受けます。内容は、視力、聴力、運動能力の3種。

普段は裸眼で過ごしていて困ることはなく検査もしていないのですが、左目の視力低下にちょっと驚きましたがなんとかクリア。両目で0.7以上、片目で0.3以上必要だそうです。

聴力は10m離れたところから90デシベルの音が聞こえるかというもので、よほどの難聴でなければ問題なさそうです。

運動能力は腕を前に出して指の屈伸、肩をぐるぐる回し、屈伸がスムーズにできればOKです。

この辺り、(私を含めて)若い人であれば問題なくクリア出来ると思います。

鳥獣判別

わな猟と銃猟では穫れる鳥獣がそれぞれ異なるので、鳥獣判別試験を2回行いました。前日にYouTubeを見まくって丸暗記したおかげでほぼ不安なし。

余談ですが、鳥獣判別の絵はパワポで書かれていて、表紙になぜか子供が描かれていて不思議でした。

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距離目測

スムーズに試験を進めていき、次は屋外に出て距離の目測。事前講習会で覚えた内容がそのまま出て、10m, 30m, 50m, 300mの4種から選ぶだけなので簡単です。

わな架設

栃木県ではくくり罠と箱罠が試験に出るそうですが、湯津上は箱罠で実施しているということ。こちらも事前講習会で習うことが出来るのですが、普段触れないものなので思い出すのに少しだけ時間がかかりました。

ミスりそうなポイント、架設のコツを覚えていたので、無事に終えられた…と思います。

3名同時に架設作業をしていて、少し手間取っていた1名の方の作業を覗いていたら、誤りがあったので思わず声をかけそうになってしまいました。以下のモデルに近いものでしたが、蓋が落ちたときにストッパー(蓋部分に左右に渡っているワイヤ状の部品)で正しく固定されるようにする必要があります。その方と部屋から出たときに少し話したのですが、たぶんアウトだろう、ということです。

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銃の取り扱い

こちらも事前講習会で撮影した動画を見返して予習して取り組みました(受講者や講師の方が写っているので公開なし。似た動画があるのでYouTubeで検索して探してください)。

銃を乱暴に扱わない、引き金に指をかけない、必ず安全確認をしてから移動というのを徹底して終了。何度やっても緊張しますが、おそらく大丈夫だと思います。

まとめ

おおよそ好感触で試験を終えられました。

試験を受けた感想としては、狩猟免許の試験は落とすための試験ではないということ。事前講習会でも同様のことを言われましたし、知識試験で落ちた人が居ないことからも分かります。

地方の猟師は高齢化していて、農作物への被害もあり、積極的に育成を行わないと対応できないなどの背景もあるのでしょう。東京では抽選になるほど人気だそうですが、ここ栃木県ではスムーズに受験することが出来ました。

一方で、試験自体が簡単であるかと言うと、膨大な法令や鳥獣の扱いを全て暗記するのは不可能ではありませんが大変です。そのために事前講習会があり、普段触ることのない銃の取り扱いや試験の出題ポイントを教えてもらえます。天下りと言われる方も居るかも知れませんが、個人的には試験のハードルを下げて無知な猟師が増えるよりは良いと思います。

合格発表は残念ながら当日ではなく、8月6日(金)からとなるので、少しの間ドキドキしながら待つことにします。