引越し後に乗用車を一台買おうと思っていました。車必須な土地だし、乗り物は全般的に好きなので、何にしようかなあと悩んでいました、というエントリです。
何台かの候補で悩んだ末に、Ford Focus RS Mk3を購入しました。
クルマ選び
ジムニーあるじゃんって思われるかも知れないんですけど、車齢が古く故障が心配なこと、乗り心地も悪くて遠出が大変なので、普通の乗用車は必要です(自分に言い聞かせ)。
移り住んだところはさほど雪は降らない地域ということですが、寒いことには間違いないので四輪駆動車を探しました。
国内メーカーでは友人も多く勤めるスバルが好きで、アウトバックやフォレスターが候補に挙がっていたのですが、あまりにも実用的な選択肢に天の邪鬼な性格が顔を出してスルー。
人と被りづらい個性的なクルマをということで、何故かトヨタGRヤリスとTesla Model3を検討していました。
Toyota GRヤリス
宇都宮のトヨペットにGRヤリス試乗車があったので行ってきました。モノトーンのカラーリングは落ち着いていますがエクステリアが刺激を与えています。
インテリアも落ち着いた色で構成されており好感触。足はよく動くし、コンパクトでパワフルで遊び車にいい感じ。遠くに行くにもアダプティブクルーズコントロールやレーンキーピングアシストも装備されていて楽ちんです。
結局、後席と荷室の狭さが気になり諦めてしまいました。3人くらい快適に乗れるようにしたかったのです。セカンドカーとしてなら、GRヤリスを選んだかも知れません。
Tesla Model 3
以前、Tesla Model Sを数日借りて旅行に出かけたことがあります。Model Sはサイズが大きく「狭い道では運転したくないな」と思っていたのですが、Model 3はミッドサイズのSUVくらいなので現実的です。
住んでいるところはコンビニまで徒歩で1時間かかるような田舎なため、日常生活にはクルマが必須ですが、普段は長距離を走りませんし、こまめに充電していれば足として使うのに便利そうです。頻繁に動かしたり止めたりしてもクルマが傷まないのも良いですね。懸念である充電設備については、一戸建てなので設置できるというのもメリットでした。
見積もりを取っては悩むこと数週間、この先電気自動車にシフトしていくことを考え(全自動車がBEVになることには懐疑的ですが、世の流れとして)、Teslaはきっとこれからいつでも買えるし、新しい世代(もしかすると最後の世代)の内燃機関のクルマに乗りたくなり、候補から脱落。
Focus RS Mk3というクルマ
最終的に選択したのはFord Focusというクルマ。
Ford車はKuga, Fiestaと2台乗り継いでおり、Focusで3台目になります。どれもドイツ生産の車両で、内装の素材、ステアリングやシートの肌触り、ビルドクオリティ、実用的なエンジン、ハンドリングが好みです。
RSグレードは、FFの実用ハッチバックであるFocusにマスタングで使われている2.3L直4ターボを移植、トルクベクタリングドライブユニットを介して四輪を駆動するホットモデル。ギアボックスはマニュアルのみです。硬派!
Cセグメントの5ドアハッチバック、マニュアルで四輪駆動、荷物も人もたくさん積めて冬でも困らない実用的なクルマといえます。
日本には正規導入されていないモデルのため、関西のショップさんからイギリス仕様の車両を購入しました。
聞き慣れないクルマだと思いますが、同カテゴリの車種がVolkswagen Golf RにAudi RS3、それからAMG A45であると言えば分かってもらえるでしょうか。
マニュアルギアボックスの操作は面倒だし、レーンキープや追従型のクルーズコントロールといった運転支援もありません。普通に乗るなら間違いなく他のクルマが楽ですが、Autocarのレビューが本当に楽しそうで購入する後押しになりました。
納車されて一ヶ月ほど経ち走行距離は1,500kmを超えました。
ハイテク装備満載であるものの、ドライバーのためのクルマであるところは色んなレビューのとおりだと思います。
試乗せずに購入したのですが、過去に乗っていた欧州フォードの慣れ親しんだハンドリングでしたし、豊かなステアリングの感触や少しゴロゴロした低音の効いたエンジンサウンドが刺激的で思わず笑顔がこぼれます。大事に乗っていこうと思います。