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モーターサイクルと自転車とキャンプの日々。

ブッシュクラフトインストラクター講習受講記、2回目

JBSブッシュクラフトインストラクター講習の2回目に、7月23日から一泊二日で参加してきました。今回は、前回の茨城県から場所を移して群馬県での開催。前回のエントリはこちら。

blog.mitsukuni.org

一日目の午前中は移動時間でしたが、朝から雨でずぶ濡れになりながら向かいました。Multistradaは雨の中を走っても比較的快適ですが、センサ類が不穏になったりスイッチが誤作動したりと電気系の具合があまり良くありません…。少しだけ遅れて講習に合流。

Day1

1日目はナイフセーフティの勉強。安全に使うことを第一として、どのようなときに事故が起きるのか、事故を起こさないためにどう振る舞うのが良いかを習います。

その後、受講者同士で班を組み、講師役、受講生役に分かれてレクチャします。人に色々説明するのって少し気恥ずかしいですよね。ナイフに模した割り箸を振り回しているだけなので写真は割愛。

続いてロープワークの講習。前回のおさらいをしつつ、ボウラインノット、スリップノット、はさみ縛りを新しく習得しました。

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ボウラインノット(もやい結び)
King of Knotとも呼ばれるボウラインノット。ロープの先端に縮まない輪っかを作ります。帰ってきてから調べてみると、亜種がいくつもあり、内もやい結び、外もやい結び、固定力が強いボウラインヨセミテなどがありました。

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スリップノット
スリップノット。ロープの長い方を引っ張ると輪っかが縮まり、モノを固定することができます。タープの端っこに結びつけるときに使えます。緩みやすいという話もありますが、試したところ問題なさそうでした。同じ用途でダブルハーフヒッチも使えます。

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はさみ縛り
複数の材をはさみ縛りで組み合わせるとAフレームを作ることが出来ます。

f:id:key3:20200726154256p:plain 名前を忘れてしまったロープのまとめ方。端にボウラインノットでループを作り八の字にまとめて束ねておくと、ループを引っ張るだけでロープを取り出すことが出来ます。

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晩ごはんはアジフライと豚汁
晩御飯を食べて軽くお酒を飲んで早めに就寝。

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KRYMITのO-ZONE
フィールドに初登場のKRYMITのインフレータブルマット。収納時は500mlのペットボトルくらいの大きさになります。地面に身体当たるかな?と心配しましたが、かなり快適に寝られました。暑い時期はこれにお世話になろう。

Day2

施設内で寝ていたのでゆっくり出来ました。ただ、ちょっと埃っぽくて、目が痛かった。7時前くらいに起床。

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うどんとサバ
朝ごはんはうどんとサバ。なんか不思議な組み合わせですが美味しい。朝食後、フィールドに移動してタープ張りと焚火、そしてお昼の調理の準備です。

実はキャンプではほとんどタープを張ったことがない(クルマ移動の友人が大きなのを持って来てくれるので間借りしている)のですが、慣れ親しんだロープワークと講習の内容を思い出すことで、驚くほどスムーズに設営することが出来ました。意識せずに何となく張るのか、手順の細部を意識して張るのかが、後者は技術なのだと実感しました。

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タープ設営中
リッジラインを張ってタープを吊るします。上から被せると雨天で水が中に入ってくるそうです。バッグもなるべく地面に置かないように、木に括り付けておきましょう。

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設営完了
四隅をペグダウンして設営完了。何となくいい感じの長さの材は、講習用に用意されているものだったり、森に落ちてるものだったりマチマチです。20人以上参加するためある程度は材がプールされていますが、自分で集めたい人は森の枯れ木を伐採して持ってくる形です。ワイルド。

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ピットと薪
タープの下で焚火の準備をします。今回はT字ピットを使います。アースカラーであまり形が分からないですね。調理はリゾット一食分なので薪は少しだけ。

この講習、持ち物が最低限のものしか書かれていないので、うっかり装備を忘れがちです。今回は調味料と火口とライターを忘れました。同じ班のメンバーに借りて解決。

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調理中
茨城のサイトとは植生が違うため焚火に使える材も異なります。杉の葉がない代わりに松のファイアウッドがあったり、火口に使いやすい白樺などがありました。

慣れていない環境かつ長雨で濡れた薪しかない状況は困難を極め、麻ひもとメタルマッチで頑張ってみたのですが全く火が起こせず、ライターを使っても材を消耗するばかりで心が折れかけましたが、インストラクターさんの手を借りてようやく昼食にありつけました。

焚火とタープの撤収後、軽く講義を受けて解散。自然の力には勝てないので「どんな達人でも火が起こせないことはある」という言葉にちょっとだけ救われました。

まとめ

合計3回の講習のうち、2回が終わりました。前回も今回も雨続きで、きっと参加者に雨男 or 雨女がいるに違いませんが、ハードコアな状況でトレーニングすることで得られることがあるでしょう。

どうやら私は、ロープワークのような技術は得意であるものの、調理や焚火は不得意なのかも知れません。木材の違いがよく分からないし、当然、使い方もよく分かってないから焚火も上手く行かない。白樺の皮が火花を散らしながら燃えるなんて知りませんでした。課題も見つけたし、新しい興味が持てたので今後の勉強に活かします。

おまけ

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相棒のMultistrada。雨に弱いのが難点
モーターサイクルの写真はめったに撮らない(乗って移動することや、そのときに見る景色が大事!)ので、サービスエリアでパチリ。

  • ギアポジションセンサがおかしくなって、様々なギアを示す(1年ぶり2回目)
  • スタータースイッチが短絡?して、キーオンと同時にエンジンがかかる 🆕

雨に打たれてちょっとグズってましたけど良く走るお気に入りの相棒です。

スノーピーク(snow peak) ケトル No1 0.9L CS-068

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  • 発売日: 2012/03/12
  • メディア: スポーツ用品